コンサドーレのホーム開幕戦。応援に来た。昨年の最終戦の盛り上がりが嘘のように内容のない試合にがっかりした。午後4時からの試合だったが、道立美術館のエジプト展も観たかったし一泊した。そしてこの際だ、時間がある時に行きたいと思っていた「蕎麦が楽しめる居酒屋」も楽しみにしていた。勝っていればもっと楽しかったろうがしかたがない、一人残念会になった。
 この店は客の注文で少なくしてくれたり多くしてくれたりするのがいい。隣の人はひじき煮を一人なので少なめで…と注文していた。牡蠣が売りの店なので生牡蠣と牡蠣フライと鰊の刺身で呑んだ。締めに手打ち蕎麦を楽しむ。以前来たときは蕎麦を食べに来てせいろを食べている。迷ったが、入店してきた人が「すごい吹雪だ」と言ったので、温かい蕎麦でホテルまで帰ろうと掛け蕎麦にした。舌触り、喉越しがいかにも二八蕎麦という美味しい蕎麦だった。負けは負け次がんばれと言う気持ちになって店を出た。外は吹雪。激しい雪が繁華の町灯りに初められ踊り狂うように降っている。掛け蕎麦にして正解。美味しい温かい内にホテルに帰り着きそうだ。
  ほろ酔ふて雪降る街の雪になり   未曉