2010-02-09 ■ 季語閑語 我が家の裏、今日は雉が登場した。元々此処に雉がいる。時々思い出させるように鳴いたり、姿を見せたりしてくれる。 今日は、長い尾羽をこれ見よがしに揺らして雪の上を歩いていた。灌木が裸なのでよく見える。少し高い木を三羽の鴉が後を追うように枝から枝を飛び渡っていく。巣から鴉を離そうとしているのだろう。自分の背中を鴉に曝しゆらゆらゆらと歩いていく。その黒々とした背中が大きく見えた。鴉は騒ぐばかりである。 雉の尾の鴉に見えぬ必死かな 未曉