20日は大寒、しかし雨だった。「寒の雨」という季題をもらった。歳時記には「北海道にはない」とあるが、この頃は寒中かならず降っているような気がする。温暖化だろう。
 せっかく雪が落ち着いて歩きやすくなったのにつるつるになってしまった。反面乾燥した木々や物の表面が濡れていると少し温もりを感じる。このまま春になるのでは?と言うような錯覚も覚えてしまう。
 句が出来ない。何を詠みたかったのか言葉が出てこない。素直に、正直に、そのままに、と二日が過ぎてしまった。
  寒の雨転職決意はげます夜  未曉
 寒い中の雨、春を待つという心の芽生えをそのままに。