昨年暮れに買ったスキーと靴の試運転に仁山へ出かけた。一シーズンに何回か楽しめればいいので手頃なものを揃えた。
 足の甲が少しさわるが靴の履き心地はいい。右足は良かったが左足のビンディングが踏み込めない。踏み込む力がなくなっている。がっくりである。腰を落とすようにしてやっとロックできた。
 靴は以前のものほどど臑部分に高さがない。以前のものは私のふくらはぎが太すぎるので、そこを締めると血流が悪くなって足が重痛くなるのが常だった。今回の靴はダイヤルを回してワイヤーを締める方式なのでその点は楽だがなんとなく心許ない。スキー板もカービングは短いので、これも不安定感をぬぐえない。
 一人乗りのリフトで登りおそるおそる滑り出した。カービングは曲げやすいと言うが、元々下手なのでその具合も実感できない。休み休み降りた。
 それにしてもなんとスキー人口の少なくなったこと。私のようなへたくそがうろちょろ滑ってもじゃまにならない。
 転ばないことを良いことにさいごの50M直滑降にした。スピードが出て不安定感が増す。まあなんとか楽しめそうだ。今日午後高校サッカーがあるので回数券を余して11時に上がった。このくらいがちょうど良い。
    盛り上がり沈む大地や直滑降   未曉
 久しぶりのスキーに恐怖感少し覚える