2008-06-12 ■ 季語閑語 沢沿いを下っていると、梢の先に灯るように白い花が一つ咲いているのを見つけた。Kuさんに訊くと「朴の花、さっきからいい匂いがしているでしょう?」と教えてくれた。それで甘い香りに気づいた。鈍い五感だ。 こうならなければならない。 朴一花匂いの果てに来たりけり 未曉 その隣にまた橡の木が花を咲かせていた。やはり、ツンと立っている姿が印象的だ。 橡の木の花ことごとく見張りおり 未曉