糸川林道・女那川林道

takasare2008-04-08

 林道歩きで花を楽しもうと言う目論見で二つの林道歩きとなった。だから長靴である。
糸川林道。
 先日歩いた三枚岳よりも函館よりの糸川に沿う林道である。500Mくらい入ったところで車を降り、高低差の無い歩きが始まった。福寿草、イチゲ、キクザキイチゲなどがたくさん見える。福寿草は終わりに近いからだろうが、イチゲは寒さのせいで花が開けないでいる。少し登った道端の斜面には、カタクリもあったが花びらを固く閉じ、細長い紫の棒となっていた。水芭蕉も白い苞を固く巻き込んでいるだけでなく緑の葉のコートを着たままのものが多かった。糸川林道は「春は名のみの風の寒さや…」だった。何台もの車が林道脇のわずかな空き地に突き刺さるように止まっている。そこからギョウジャニンニク採りに分け入っているのだろう。
 Kuさんが盗掘跡を見つけた。大型のゴミが投棄されていた。ジュースの空き缶が花よりも目立つくらい到るところに捨てられていた。「自然愛護も名のみの心寒くて…」である。ゲートのない林道は誰でも立ち入ることができるけれどやがて誰も見向きもしない林道になっていく。