2008-03-13 ■ 季語閑語 猫柳の芽吹きがあった。ついひとつの芽の銀毛の美しさに芽を奪われ、カメラを向けていると、周りにたくさんの芽があることに突然気づく。そのすべての芽に「私も見てよ」と逆に見られていたようにうろたえてしまう。 木の芽一つ愛で百の芽に応へられ 未曉 山裾では残雪がいろいろな形を描き始めた。つい何かの顔に見えるかな?などと考えてしまう。その上を元祖「何かに見える」雲の影が通り過ぎる。 雪形を残して雲の影通る 未曉