2008-03-06 ■ 季語閑語 昨晩、もらってきた魚を、原を据えて捌いた。どんこと鱈とどちらを先にしようか考えたが鱈の方が恨みがましい顔つきをしていたのでどんこからとりかかった。どんこと悪戦苦闘しているうちに奥さんが帰ってきて鱈を昆布締めにしてくれた。 鱈の口無念やるかた無くへの字 未曉 海老ももらってきた。義母の家の外の流しでオリに入っていた。卵を抱いている海老があったのでそのまま食べようとしたら指先で尾をびくっとさせた。しかし足は抱いた卵を離さないようにいっそう縮めたような気がした。 海老の足命通はせ卵抱き 未曉