アンナプルナ・ダウラギリ展望トレッキング(5)

takasare2007-04-06

  4/4 タダパニ〜デオラリ〜ゴラパニへ
 朝は、パターン化した。間違いなく晴れるからである。5時半に起きて6時の日の出を待つ。誰もその行動予定を心配しなくなった。だんだん贅沢になり「マチャプチャレはいつも逆光ばかりだから、陽が当たったところを写しててぇーな」などと言い出す始末。カメラを持って走り回る。今朝の目当ては近景に真っ赤な石楠花の花を入れてアンナプルナを写すことだ。電線が邪魔だ、洗濯物が邪魔だなどと言う声も聞こえる。
 おかゆに梅干を入れて食べ、食パン二切れと卵焼きで朝食。今日もストレッチで体の目を覚まして出発した。タダパニ(長い水・川)デオラリ(峠)ゴラパニ(馬の水場)が今日のコース。ロッジの前からすぐ谷沿いの道へ降り始める。今日もまた石楠花の道が続く。特に落ちた花が多く、道に敷き詰められたようになり真っ赤に見える。そこを歩く。日陰が適当に有り暑さも苦しいとは感じさせない。屋根にアンナプルナが架かって見えるBanthani Hillで一休みしする。今回のトレッキングでは誰も間食しない。みんなリーダーから貰ったお菓子を持っているはずなのに誰も食べないのである。私も要らなかった。水だけあればよかった。
 アップダウンを繰り返し、ある谷底で休んでいる時リーダーが「あの崖の所何かいるよ」と声を挙げた。「ナキウサギよ」Saさんもみつけて、「そうだナキウサギだ」と応じている。私には見えない。Yaさんが望遠で写すのに成功したようだから帰ったら見せてもらうしかない。
 ホテルLarigrasでラーメン、コロッケ、チャパティの昼食。間食していないからめしが美味しい。特にリーダーに教えてもらった「チャパティのコロッケサンド」はとても美味しかった。ラーメンは少し延びていた。ネパールの人達に「麺が延びる=美味しくない」感覚は無いのかもしれない。
     沈丁花蝶誘ひてゴラパニへ   未曉