高原沼巡り

takasare2006-10-10

2006/10/04
 当麻のキャンプ場を5時に出発した。テントは濡れたままたたむほど濃いガスが上川盆地を覆っていた。層雲峡近くになるとガスは動き始めてきた。銀泉台への道は閉鎖、急遽高原ホテルへ矛先を変えて車を走らせた。
 高原ホテルはすでにたくさんの車が停まっていて人の動きも盛んである。紅葉が美しい。それを鮮やかに見せる朝日もまばゆいほど照りだした。ガスが晴れた空は真っ青だ。沼巡りで熊情報などのレクチュアーを受ける。沼めぐりは今日が最終日とのこと。高原ホテルや熊情報センターはあと一週間で閉鎖でその準備のためもあり緑沼までしかいけないがラッキーだった。そして着いた7時が今日の第1陣の出発時刻。朝以来待ったクロスの無い行動になった。
 前々日の雨のせいか、道はぬかるみ状態。Sakagさんが沼めぐりは長靴で…がわかる。ホテル周辺はきれいだったが途中はそうでもない。しかし高度が上がり日当たりや眺望の具合でとてもきれいな景色が見られだした。足元に気をつけながら景色にも気を配りながら写真を撮りながら土俵沼に着いた。そこからは連続して沼があり、緑沼にはあっけなく着いた。落葉が樹幹や枝を露出させているがまだまだ見事な紅葉が緑沼を彩っていた。遥か上方には、冠雪の白雲が青空に美しく輝き、あの礫のジグ道の緑岳が白雲と対照的に青緑の三角形を見せている。5年前、高原ホテルから緑岳、白雲荘、白雲岳、小泉岳、赤岳、銀泉台へと歩いたあの夏を思い出した。監視がいてここから先は、熊の危険もあり戻るよう指導している。
 私たちと一緒に登った第一陣の多くは、写真が目的らしく下山を急がない。思ったほど足元も滑らず快調に降りた。たくさんの人達が沼めぐりに登ってきた。登る人からすると我々は下山者の最初らしく「あとどれくらいですか」「お早いですね」「きれいですか」と聞かれながら歩くことになった。降りてきて緑岳登山口周辺で紅葉をカメラに収めた。ここら辺りが最もきれいだ。
 もうじき眠りに着く高原ホテル周辺。閉鎖前の華やぎを満喫して大雪ダムへ車を走らせた。