雨龍沼湿原

takasare2006-10-07

2006/10/03
 北竜町から50分、前日の内に来て一泊した南暑寒荘で快適な朝を迎えた。新築間もないような素晴しい山荘で、しかもシーズン末期利用者は我々二人だけと言う贅沢さ。降ったいる雨の音も気づかないくらいのしっかりしたつくりになっている。折角の元気も雨で帰省をそがれるが、朝食に買ってきたサンドイッチとキッチンで沸かしたお湯でゆっくりモーニングコーヒーになった。歩けるところまで歩こうと雨具に身を固め準備をして外にでたら、谷間の狭い空ながら西のほうに青空が見え、雨も上がった。雨具を脱ぎ、余分なものは車に残し、予定より30分遅れでゲートパークを出発した。第一吊橋を過ぎ、瀧を過ぎる頃から大きな岩が露出した道になり、雨で濡れて歩きにくい。第二吊橋を過ぎると急登が続く。我々を追い越して5人の人が登って行った。木道の浩司の人達のようだ。ご苦労様と思いながら、熊の心配が急に無くなり、ホイッスルを吹くのをやめた。勾配が緩やかになり、登ってきたのに豊かな沢水がすぐそばを流れる湿原の出口に着いた。そして木道歩きが始まった。
 もう、花は無い。湿原の草が枯れ、黄金色の稲田のような警官が広がる。青空に南暑寒から暑寒岳の稜線が見える。見える稜線はつながっているのではなく、東へ下ってそれから登るので、相当長い道のりでやっと暑寒岳なのだそうである。Yaさんは来年の山行候補に考えているらしい。だとすれば少なくても南暑寒には登れる。楽しみ。そんなこともあって今日は湿原内の分岐までとし帰途についた。帰りは、滑りやすい岩での転倒に気をつけ慎重に降りた。それでも10時には南暑寒荘に着き、温泉に車を走らせることができた。早朝行動はいい。