林道歩き無しの二股岳(2)

takasare2006-09-07

 頂上標識にザックを置き、早速先週の弥五兵衛岳を見に行った。弥五兵衛の650mに対して二股は820mあり200m違うと、あれだけのアップダウンも平面に見えてしまう。あれだけしっかりした刈り払い道だからもっと見えると思ったがわからなかった。Yaさんに説明してもらってやっと掴めた。歩き出しの木地挽高原から牧場を通って弥五兵衛までの距離は結構ある。自分の足もまんざらではないと思ってしまった。昨日の雨のせいもあり遠くまでよく見える。海に危なっかしい函館、千軒まで見える。下北半島尻屋岬から津軽半島がパノラマで海峡に浮かんでいる。きれいさよりもたくましさを感じる駒ケ岳、雲で頂上だけ隠している羊蹄山等など…。
 いkら頂上とはいえ10時半に昼飯を食べるわけにも行かず、下山してから食べることにしてザックを担いだ。下りは快適だった。ふかふかの地面で、足の止まりはいいし膝にも優しい。ノンストップ40分で降りてしまった。
 登山口は駐車スペースが広く取ってあり天気もいいのでピクニック気分である。車があるので登山靴をサンダルに履き替えることができる。石を敷いた林道に腰を下し足を投げ出して昼飯にした。帰るには早すぎると言う意識が働くのか取り留めの無い話をしながらの〜びりしてしまう。これで(林道を歩かなくていい)これから温泉に入って…。いい身分だ。
 「帰りは撮ろう」と思っていた「開いたゲート」の写真は、ゲートを開けて閉める方に気をとられ、また忘れてしまった。せせらぎ温泉について気がついた。
 温泉でも、みんな早すぎるといわんばかりにのんびり風呂に入り、のんびり喋って時間をつぶしている。予定より2時間早く終わったからと言って別にしなければならないこともない人種にあのゲートは2時間与えてしまったようだ。でも当の本人たちは何かすごく得した気分で今日の二股岳山行を終えたのである。