四姑娘山…「双橋溝」(2)

takasare2006-07-16

 昼は、谷の中ほどにある農家がやっている食堂で食べた。手作りのテラスのような所で食傷気味のこの地方おなじみの料理をいただいたが、ホテルよりは美味しかった。王さんが特注で「チベット餅」を出してもらった。小麦粉をヤクの乳で練り、かまどで焼き上げたぱんのようなものである。大きなお供え(下の方)くらいあった。男6人でやっと食べられた。
 実はここまでほとんど歩いていない。さあここから歩きますと言ってバスが停まった所は、川が広い河川敷をつくり、そこが林と湿地になっていた。水が大きく広がって池のように見える中には、枯れた木が立っていて、大正池のような景観を作り出していた。そこから歩いた。バスは歩き終わりの地点で待っていると言うことだ。勇んで歩いたが、木道である。平坦で歩きやすいことこの上ない。多少ご愛嬌で曲がりくねっているし3500mの高所なのでゆっくり歩いているが物々しいトレッキングシューズが虚しく感じられた。おまけに小雨がぱらつき行程を切り上げたので歩いた感じはしなかった。結局バスで見学しただけになった。
 でも本当のところ「楽なのがいい」と内心では思っていた。