「むらた」江差

takasare2006-05-18

江差町中歌・いにしえ街道
 入ると、左に棚板のようなカウンターがありその向こうは配膳室というか帳場のようになっいぇいる。半間ほどの出入り口がありその奥が調理場らしい。大きな暖簾が下がっていてそこから蕎麦が運ばれてくる。おかみさんが「時間はありますか?」と聞く。追加打ちでもしているのだろうか。もり蕎麦を頼んで待つ。
 江差らしさを出したいのか倉造り風の内装になっているが中途半端な感じになっている。いにしえ街道の制約みたいものもあるのだろう。
 言葉通りしばらく待たされてもり蕎麦(600円)がきた。太打ちの黒っぽい麺が少し水に濡れた状態で盛られている。一見田舎蕎麦風のそばだが、口に入れても蕎麦粉の香りや味が薄い。つなぎの割合は少ない感じだが舌触りはなめらかだ。噛むと蕎麦の感じがしてくる。たれは、しっかり作られていて、そばに少し漬けるだけで美味しくいただける。わさびを付けて食べると蕎麦の甘さが感じられる。蕎麦湯は重く、残ったたれを割るととても美味しかった。今度機会があったら、かけそばを食べてみたい。壁に、「当店ではかけそばともり蕎麦では湯がき時間を変えています」とあった。