太鼓山

 連日の好天気にYさんが「もったいないからどこかに行こう」ということで二週間前から振りしたリュウキンカ群生地を訪れることにした。一応太鼓山には登るが、蕎麦と温泉も視野に入れたドライブである。
 厚沢部と森町をつなぐ道道からの入りに少し手間取ったが、小さな沢の畑が切れた所に堰堤がありその奥に溜池、湿地が続いている。20メートルも歩いたろうか、いけが湿地になっているあたりからリュウキンカの黄色い花が目に付きだした。
やはり、時期的には遅くもう盛りを過ぎていた。その時期に来たら見事な景観になるだろうと思われた。来年は逃さずに来よう。その他の植物も十分楽しませてくれた。イチリンソウニリンソウイカリソウシラネアオイ、ニシキゴロモ、マムシグサ。うどまでとらせてもらった。
 太鼓山は厚沢部町の中心街から案内にしたがって墓地前の駐車場に車を停め、これまた案内に導かれて山道に取り付いた。町民の山らしくどこからでも登れるようだ。函館の人が函館山を利用するように厚沢部町の人が利用している山なのかもしれない。道もよく整備されていて20分で登った。頂上部分は公園風になっていたが、木が多く展望に恵まれていない。一ヶ所北方向がひらけていて、熊石方面の海岸線も見られたが、肝心の展望台の木が腐っていて危なかった。
 江差いにしえ街道の「むらた」で蕎麦を食い、上ノ国から木古内に抜けることにした。途中湯ノ岱の温泉に入ることにしたが、ついでに七つ岳への林道に入り一回分の蕗採りをした。湯ノ岱の温泉は一回来ているはずだが、記憶は薄かった。
 定休日だからとあきらめた「滝の庵」この時期は無休でやっていることを後で知りこれも残念だった。来年は充実したコース設定ができそうだ。太鼓山は省いていいかも。