アメダスルート

  二月前に雪の上を歩いてきたアメダス口から今日は歩き始める。スノーシューであたりかまわず歩いた林間は一面笹で覆われあの光景は現実味を伴わない。歩き出してすぐ、水芭蕉が林間の湿地に少し神秘感を漂わせて潜んでいた。大沼湖畔のように大群落ではないが、多くの人に見られていない静かさがある。(p1)
 さらに歩を進める少し急なのぼりに差し掛かる手前に沢水がスピードを失い、湿地を作っている開けた部分に出る。そこだけ林間の明り取りのように明るく輝いていてそして静香である。水芭蕉アズマイチゲエゾエンゴサクが花園を作っている(p2) この沢に降り積もった雪が作る沢水があちこちで湿原となり、そこにサンショウウオやカエル、豊かな花々、そしてルリタテハクジャクチョウなどの蝶が関わって命を歌っている。(p3) この時期楽しめるトレッキングコースだ。