「神無月」大沼公園

 大沼公園の他目的運動公園トルナーレでの高体連サッカー北海道選手権大会があり、母校函館東高校が準準決勝に進んだ。中学生から高校生にかけて大会のたびに見ていた函館東のサッカー。有斗高校が常勝校になるまで函館の雄だった頃残らず見ていたことを思い出し、トルナーレまででかけた。せっかく大沼まで行くのだから、食べていなかった「神無月」のかけ蕎麦を楽しもうと店前に車を停めた。
 かけ蕎麦(880円)を頼んだ。以前のもり蕎麦の味からすれば、かけ蕎麦の味は間違い無く美味しいはずだ。案の定出された蕎麦は出汁の香りと蕎麦の香りが鼻や、唾液腺を刺激する。食べる前から美味しい。
 蕎麦の香り味舌触り喉越しどれをとってもうまい。美味しさの感動はもり蕎麦を食べた時より大きい。蕎麦湯をお願いした。重い蕎麦湯と蕎麦猪口が届けられた。出し汁を少し多めにし、蕎麦湯で割り、刻みねぎと一味をふっていただいた。おいしい。二杯もいただいてしまった。
 函館東は数少ないチャンスで入れた一点を相手の圧倒的な攻撃から守りきり、優勝候補札幌第一に勝ってしまった。札幌第一の少しおごりの見えるサッカーを負かしたのは気分が良かった。観客の中に、見たことのある同窓生の顔がいくつかあった。黄色いユニフォーム準決勝がんばれ。
 美味しい蕎麦、母校の勝利、帰途城岱牧場付近の紅葉、良い一日だった。