鳥海山(2)

takasare2005-08-09

御浜小屋をam11:10出発した。右下方に鳥ノ海が見える広そうな尾根のように感じるが30メートルくらいの視界の向こうが見えないのでどこを歩いているかもわからない。道がしっかりしていることと、周りが見えないだけ尾根に広がる花々が和ませてくれる。am12:15の
登山道上での昼食も七五三掛の難所も同様の霧の中だった。七五三の梯子場など、崖下が見えなくてかえってよかったのかもしれない。崖を降りるようにして千蛇谷へ二つの雪渓を渡り、トラバース気味に崖を登り始めると〓の標識がある。6/10であることを信じ〓、〓と標識ごとに休みながら登った。ゆっくりペースだが登りはじめて6時間を過ぎ、疲れが集中力や登ろうとする意志を萎えさせる。〓を過ぎて石をわたるような道になった。先頭の山谷さんがショートカットしたので気持ちを奮い立たせてついていった。ポンと上に出たら、霧の中に大物忌神社の小屋が見えた。pm3:50視界は5メートルくらい。頂上も下界も見えない。佐々木夫人をサポートして加藤さん、山本さんが登ってきた。全員そろった。
 小屋泊まり。テント設営もないし。夕食の心配もしなくていい。今日のねぐらに案内される。十二畳くらいの部屋にその半分くらいのロフトがついている。下は我々11人と4人グループ。ロフト上に親娘3人と2人グループが入った。同じような小屋がもうひとつと社務所兼管理棟、鳥居、社殿、トイレなどが密集している。
 pm5:50の夕食までに新山に行く。頂上を踏めるうちに踏む。こういうときの加藤さんのリーダーシップには感心する。霧の中でかけようとすると小屋の人が出てきて「ストックは置いていって下さい。軍手をはいて」と声をかけられた。そのとおり、新山はストックがあぶない岩の山、軍手で岩をよじ登る岩の重なりでできている山だった。道もなく岩に書かれた矢印を頼りに頂上に着いた。畳一枚ほどの頂上にたつことができた。やはり何も見えない。
 ご飯と味噌汁、市販の惣菜が発泡スチロールの容器に盛られた夕食。終わると、すべてゴミ袋に…。
 することもなし。他の人がいなければ…と思うが。寝酒のように買ったビールと団長差し入れのワインやウィスキーをちびりとやってpm8:00就寝。明朝晴れたらご来光を見にもう一度新山へ…