鳥海山(3)

takasare2005-08-10

 加藤さんの「星が見える」という一言で身支度をし外へ。霧が流れている。晴れたり濃くなったり。期待をこめて登りだす。キャップライトで岩を登る。目に自信のない身には少し不安はあるが、付いていく。
 一瞬霧が流れ、太陽の赤みが雲間に見えた。残念ながら山容は見えない。
 am5:50機能同様の朝食後am6:20下山スタート。霧で眺望が望めないので昨日と同じコースを戻る。花も昨日の内に撮ってあるので撮影タイムが少ない。快調に下る。今日のメインはウスユキソウの発見撮影である。
 御浜小屋前の尾根、草地と礫地が市松になったようなところで見つかった。花は時期的に遅く、傷んでいたがウスユキソウの名残は十分あった。
 御浜小屋あたりに来ると昨日同様晴れていて暑い。賽の河原で行動食による早めの昼食。
腹がすいていない。重い思いをしてリュックに入れてきたのに…。賽の河原の水を飲み、水筒に入れてそれで満ち足りた。敷石の登山道、足元に心配がないのでどんどん飛ばして下りた。鉾立山荘の屋根が見えたときは花の山に少し後ろ髪を引かれる思いもよぎった。駐車場で靴を脱ぎ風にさらす。団長がビールを冷やして迎えてくれた。運転手に悪いなと思うまもなく飲んでいた。
 蕎麦紀行のとき見た下からの姿、登りの充実感、花の豊かさと美しさ…。いい山だったが山頂からの眺望だけが見られなかった。機会はあるのかな?