寒林

寒林や鷲一頭を灯の如く  未曉

 定期、定点観察のようにこの時期遊楽部川中流大関地区へ鷲見に出かける。

 いつも通りの数くらいは見られたが、警戒心が強いので私の悪い目には遠すぎる。しかし、その姿には高い空、広い寒林に怯むことのない存在感がある。空に飛べば風を切り、林にあれば静かである。

 それよりも数年前は川原に累々と横たわっていたホッチャレが全く見られなかったことにまた異常を感じてしまった。今年は時期が遅かったのか?