原爆忌

 8月は特別な月である。広島長崎の原爆忌。そして終戦忌。そのために何かするわけではないが、広島長崎の人、当時、今を、核兵器や戦争に対する日本の人、当時、今を見ておかなければと心して8月を過ごすことにしている。
 誰の句だったろう。
     八月を山のごとくに越へにけり
 広島、長崎を訪れた外国人は折り鶴の折り方を覚えて帰国し、周りの人に原爆の恐ろしさを伝えながら折り鶴を広め、千羽鶴にして広島長崎に送ってくれるという。
    つめあとの残る折り鶴原爆忌   未曉
    貧国の粗紙の折り鶴原爆忌    未曉