雪解雫

 大雪の名残が屋根にまだある。日中のプラス気温がその雪を溶かし軒から滝のように落ちる。雨だれでもないしどう表現しようかと困って歳時記を繰ったら「雪解雫」という言葉が見つかった。あまりこなれていない感じもするが、大雪の後の迎春の感じとして詠んでおきたいのでつかってみた。
   上天気雪解雫のさかんなり   未曉