水雪

 昨晩、太極拳の教室を終え港中学校の玄関から自分の車までの間で足を濡らしてしまった。靴に入った雪がすぐ解けてしまう。降ってくる雪も積もった雪も一応雪の体裁を見せてはいるが地に接してすぐ水になる。
 遮る物がないので桔梗まで来ると、函館の街は朧な光となっている。その光に照らされた雪雲は重たそうだ。
    街明かり水雪降れば湖のごと   未曉