白内障日帰り手術

 私の左目は視力がどんどん落ちて右目とのバランスが取れなくなり支障を来すようになってきた。原因は加齢性白内障で私の場合は水晶体の濁りが近視を進行させているとのことらしい。「いよいよだめになったら手術をしましょう」と言っていたが、いよいよだめになって今日手術になった。実は右目も白内障の手術をしている。その時は右眼の眼底出血で鼻に近い方の四分の一が見えなくなったときの治療として手術するそのついでに「どうせだから今のうちにやっておきましょうと言うことでやってしまった。結果としては四分の一は今もって見えないままである。白内障の手術はしたが四分の一が見えない状態では見やすくなったという実感は全く無かった。
 今回は他に異常がないので入院の必要はなく日帰りで、通院している眼科医院で出来るとのことなのでそれでお願いした。
 一週間前から抗菌目薬を日に3度。前日(昨日)は麻酔薬などへの反応検査、眼球周辺の消毒などをした。
 いよいよ手術日当日、指示された点眼をし、薬を飲んで時刻に合わせて出かけた。車は使えない。今日は手術日のため一般外来は休診。病院に着くと点眼され、血圧が測られ、点滴につながれた。眼を洗われた。4,5人予定された手術患者の私がトップらしい。ガウンのような手術着に着替えさせられ、車椅子で運ばれる。病院の手術マニュアルに乗っかったらしい。
 通い慣れた眼科にこんなところがあったのかと驚くような秘密の部屋っぽいところに連れて行かれた。青緑っぽいユニフォームの看護士さんが迎えてくれる、ような街kまえているような…。受け渡されて車椅子からマッサージ椅子のような椅子に移る。心電を診る端子が胸と腹に、血圧計が腕に、点滴はそのまま、手の親指が何かに噛まれるように挟まれた。鼻に酸素のパイプが固定され冷たい感じの期待が鼻腔に気持ちいい。
 私の心配はただ一つ、角膜を切開するメスが眼球の前に来たとき耐えられるかどうかだ…