蒜沢の自然を守る活動をしているNPOがあり、年に何回か行っている観察会に参加させてもらった。昨日は宅地化により今までの山林が畑地化され、それによる植物や動物がダメージを受けている実態を見ると言うことがテーマだった。
 静観園の下から右、いわゆる桔梗尾根の末端から歩き出し、庄司山の登山口までつめて蒜沢川沿いを降りてくるコースを歩いた。蒜沢は馴染みだし、Tamaさんには散歩コースだが、夏には歩けないような笹原も今は堅雪なのでつぼ足で夏道を外れて歩ける。それが楽しい。
 一行は所々立ち止まっては学習しているが、わたしはどうしても五音、七音の言葉探しに気を取られてしまう。
 天気予報では午前中晴れなのに雲が多くくらい。それでも海峡には日の差している部分もある。
    春陰や日矢海峡を渡り来る    未曉

 岩がらみ、ベコヤナギ、キタコブシ、などの花殻や芽吹きを見ながらの歩きを楽しむ。庄司山の入山ポストの所で昼飯、曇っている分寒い。帰途昨年のこの観察会の時に見つけたウスタビ(山繭蛾)の繭殻が同じ所にあった。まさか…。昨年のが残っていたのだろうか。昨年の写真と比べてみなければ…。