ダウラギリ朱し霞を透きとほり  未曉
 数年前3回目のヒマラヤトレッキングはアンナプルナサウスとダウラギリを見る旅だった。
 朝、薄い膜のような霞がかかり、歩いている昼過ぎまでは快晴、午後から曇りがちと言うのが天気パターンだったが雨に降られrことはなかった。ダウラギリ、アンナプルナサウス、マチャプチャレの連なりが一望できるプウーンヒルに上る前日の夕方は初めての小雨になった。しかし、3時半起きの当日は月の朝。プウーンヒルに上ると頭上は快晴、目線の辺りはいつものように薄い霞がかかっていたが日の出、シルエットのヒマラヤ、モルゲンローテの峰峰を堪能できた。霞が神秘的でさえあった。