句作今年来年
 その「古志」一月号に投句した中で、新主宰の選に三句とってもらった。少し手直しされているし、少しお年玉的な感がしないでもないが嬉しい。しかし前長谷川主宰の選には一句掲載されたに過ぎない。その上、三句投句欄を担当するに当たって長谷川前主宰はその選句の方針を次のように書いている。
 《今月からの「三句欄」の選句に当たっても特別なことはなにもなく、これまでの「投句欄」同様、すこしでも見どころのある句はとり、見どころのない句はとらないということだ。あくまで「すこしでも見どころがある」ということなので、たいへん困った句もたくさんまじる。》
 私の句はさしづめたいへん困った句に該当するに違いない。投句した三句の中から何とかましな句を参加賞としてチェックされただけにすぎない。一句載っていると言うことはそう言うことだ。我が句作一年の締めくくりにふさわしい戒めとなった。
 長谷川氏はこう続けている。「ゆめゆめ選ばれた句を集めれば、句集になるなどと考えてはいけない」。私に句集を作る等という考えは毛頭ないが、肝に銘じなければいけない。自選句は?と問われたときに堂々と言える句を作らなければならない。
 まず大谷氏三句維持、長谷川氏二句撰が来年の目標になる。
「古志社」なかなかいい。