尻別岳(1)

 尻別岳は二度目である。この前何時だったろうかと6年ほど前の記録写真を繰ったが無い。どんどん溯ったら、小さなポケットアルバムに3枚のスナップがあった。日付は2001年11月9日となっていた。それをもとに思い出を手繰った。山の会の山行に加えて貰った最初だったような気がする。今、当たり前のように毎年の山行に参加させてもらっていることを考えると記念的な山行だったことになる。
 喜茂別コース、アプローチの悪路、休む場所のない直登路、まるで羊蹄山を登っているかのように錯覚するほどすぐ傍に見えたことなどを覚えている。それらをSaさんの洒脱味のある俳句を聞きながら…。そうすると登山の苦しみから逃避するための俳句作りが始まった記念の山でもある。
 今回は留寿都コースからの登山である。2001年の時、頂上から俯瞰してずいぶん楽そうに見えたコースである。

      頂上直下、吊り尾根からの留寿都コース
      楽どころか…