激しい雷雨が待ちを洗った。
天も地もさはらぬ神やはたた神 未曉
過ぎるとすぐに残暑の日が車の中の空気まで燃やす。
浜灼けてかな文字のごと寄り昆布 未曉
夜半も激しい雨音で目を覚ました。この頃は狂ったような降り方をすることが多い。椴法華の人たちは「あがったえんた降りだった」という。「あがった」は「空けた」の意味でいわゆる「バケツの水を空けた」の短縮か?あるいは、空が「開いてしまって」遮る物がなくなって天の水が一気に落ちてきたという形容の短縮化?とも思われる。「えんた」は「ような」の意味で使われる。