日祭日を避け、天候の良い日をねらっていたら、普段はあまり行動しない月曜日の山歩きとなった。昨年は花の後だった松前勝軍山を今年は満開前訪れた。
 日曜日ではないが、まずまずの人出がある。去年、綺麗に咲いていたシャガの花は今年はまだ。狙いの一つがはずれた。花の下、人の中をそれなりに楽しみながら真っ直ぐ勝軍山の入り口へ…。
 入り口から少し歩いたところのタンポポと野仏のコラボレーションも撮したかったがタンポポの数が少なくて期待はずれ。昨年は一面の綿毛となったタンポポに仏様が埋もれるようだったのに。スミレ、ニリンソウエンレイソウイカリソウ、センボンヤリ、黒文字の花、そして一群の山桜を楽しみながら途中の休憩小屋で昼にした。ノートがある。今日既に訪れた人がいる。私も一句…。
  花宴のがれて登る花の山   未曉
 オオカメノキの花が美しい。そして、ニリンソウの群落の中にミドリニリンソウを撮すことが出来た。公園に降り、昨年は花の終わりで傷んでいた白いタンポポを訪れた。そのお寺の境内は水仙が咲きほこり、梅と桜と椿の花が競演していた。松前は花の中である。スピーカーから流れる演歌がうるさい。琴の音もしつこい感じがする。人の話し声が意外に似合う。東南アジアの言葉もいい。