いつも山歩きをしている仲間Ya、Ku、Kub、での納会を七飯の居酒屋でやった。函館近郊が歩きのフィールドなのでこの会は函館のネオン街ではやらない。七飯の方が集まりやすいと言うこともあり横津や七飯岳の裾の一部で飲むのがふさわしい。仕事の関係で歩く機会が少なくなったがKaを誘った。Yaさんが私との学年を組んだDa氏を誘い6人もの会になった。JRで集まりJRで解散するという会である。
 飲み会が終わり七飯駅まで歩く。氷点下10℃近いしばれに曝されている顔は冷たいが酔いの体は暖かい。七飯駅に入る。待合室には女子高校生が一人の他はこの駅をねぐらと決めたらしい人が3,4人ベンチで寝ていたり火の消えたストーブのそばに咳を占めている。明るさだけが救いだ。この灯りも最終列車が通ると消されるのだろう。時刻になりホームに出ると星が見えた。
   凍星の下眠る人無人駅   未曉
 桔梗駅で降りて雪道を歩く。西田踏切の工事が終わりいつもどおり帰れる。酔って帰るときのこの靴の下でなる雪の音が好きだ。
   酔ひ足の雪踏む音の右左  未曉