兼題「師走」陰暦十二ヶ月の和名の中では最もポピュラーだが、その分固定的な観念があって難しい。出来たと思っても何回か口にしている内に類想句があったような気がしてつまらなくなる。自分の心象を句にしたつもりでもそれはぬぐえない。
   子のように待つものの無くなり師走   未曉
   次の角また見えてきて師走かな     未曉