紅葉を撮りながら所用もあって椴法華まで行った。帰り、稲妻が光り、雷が鳴り、その前後に豪雨が道路をたたく中を走ってきた。海岸を背に山間に向かう。真闇の中に進んでいく。突然光り一瞬すべてが見える。走っている場所がわかる。
    雷光に連山の立つ枯野かな   未曉
    雷鳴を終止音とす冬隣     未曉