2009-10-19 ■ 季語閑語 先日急な雨に濡らしてしまった山用具を干し直した。その間中雲の色や動きが気になったし出かけられもしなかった。無事干し終わってなんだ穏やかな天気が明日まで続くのかと思っていると夜、雷が鳴り降り出した。 こんなふうに細かに気を遣わされて冬への覚悟を育てられるのかもしれない。天候に左右される生業の人はなおさらだろう。 二鳴りの雷にこそ冬隣 未曉 鬼灯が笊に採られて玄関にある。もう少ししたらそれなりの器に移されてどこかを飾る。 鬼灯の笊に夕日を集めけり 未曉