国内で見られる46年振りの皆既日蝕という。こういうことに興味がある方だが見えたとか見られなかったとか観測した記憶がない。ようく考えたら分かるような気がした。昭和38年7月は大学受験に失敗して浪人中だったのだ。「ちゃんと結核が治っていないかららしい」という情報もあって、教師になれるかどうか、不安とふてくされの7月だったのだろう。
  この暗さ日蝕ゆえか蝦夷の梅雨   未曉
 夕方ききょうの里自治会会員の方の葬儀があった。奥さんは病気で入院中、亡くなったご主人は福祉施設に入っておられた。近所にある家はここ数年留守である。
  遠雷や通夜型どおり終わりけり   未曉