2009-05-18 ■ 季語閑語 三森山の筍は未だ早い。あまり執着していないのに見れば手を出す。執着していないのではなく探して採るのが面倒なだけなのだ。見れば、「うまいだろうなぁー」と手が出てしまう。小さいので指にかかりづらい結構力がいる。 発酵の山気抜くごと笹筍採る 未曉 この時期の生命力はたくましい。昨秋の枯れ葉をギョウジャニンニクが突き破り、スカートのようにまとって伸びる。バレリーナが手を広げるように葉を広げてポーズする。 朽ちた葉をギョウジャニンニクチュチュのごと 未曉