インターネットが繋がらない

 インターネットが起動しない。何度クリックしても「インターネットに接続できません」という表示が出てくる。アウトルックを開くが、受信トレイも昨日のままで新しいものはない。プロバイダーの情報を遡っても工事やメンテナンスの気配はない。やれることは無い…いやあった。接続確認だ。CPU裏面の接続OK。ケーブルの異常無し。モデムとの接続確認OK。モデムは…。四つのランプの上から三つ目が消えている。モニター画面の対処法に従って接続を確認したが繋がらない。昼前はそのうちと思っていたし、出かけていたのでが午後も繋がらないとなると、俺のブログはどうなるんだろうとか、コンピューター使用でインターネットの比重が大きい現実を思い知らされて焦りだした。2時間もあれこれやった末に下手にいじるよりは多少金がかかることになってもと諦めてなんだそんな事にも対応できないのと言われそうだったが専門家に頼むことにした。我が家はケーブル回線を使っているのでNCVに電話した。優しい丁寧な声でゆっくり確認してくれる「電源の接続は確認されましたか?」「上から三つ目の明かりが消えているのでしたら電源のコードを一度抜いて10秒ほど過ぎてからもう一度差し込んでみて下さい」「あーそうですか。もうやられてみましたか」「ではこちらから伺うことになりますので、後ほど連絡させて頂きます。住所氏名…」結局会社への連絡がもっとも正しい対応だったようだ。
 夕方4時半頃男の人が来た。私は、コンピューター周りを片付け、配線状況を調べ易いように机などを動かして待っていた。男の人は、すぐモデムに向い機械を接続させてそのモニターを覗いていた。私が察するところ、インターネットの信号が弱いようだ。又接続を確認し、機械を覗いたが改善できなかった。今度はケーブルをそとに向かって確認しだした。そしてそとに出て屋根に取り付けた器具を調べだした。高いところに上れるバケットの付いた車で来ていた。何度も家の中外を往復し、もう一人助っ人が来て、結局モデムが不良と言うことが分かり交換して元に戻った。最後に、インターネット起動させて下さいと言われ、無事接続が確認できると帰っていった。お金もかからないし私のミスもないらしい。何より徹底していたのは、コンピューターへは一回もさわらなかったし、もしかすると見向きもしなかったかもしれない。どうやらモデムまではNCVが全責任を持つと言うことらしい。その代わり、そこからコンピューターへは一切手を触れないと言うことのようだ。もしかしたら、教えてもくれないかもしれない。私は少し空しさを感じながらコンピューター周りと机を元に戻した。機械やシステムに無関心だとこういうときに無駄な心配や無駄な労力を費やすことになるようだ。