校了

 2,3の未稿を残して今日印刷所へ原稿を渡し終えた。
 以前渡した部分がゲラ刷りされていた。私がワープロソフトであれこれ辻褄あわせをしたことはプロの持っているソフトにかなうはずもなく、行間の微調整で見やすく仕上がっていた。それでも依頼者に遠慮して「こんな風にやってみたんですがどうでしょう?」と聞いてくれた。もちろんそこはプロに任せる。表紙のゲラ刷りを見せてもらった。これも予想したとおり、指定した色では濃すぎた。選ぶときはみんなが一致した色だったけれど、見事に暗雲立ちこめる表紙になってしまっていた。しかし、想定内のことだったし墨色でのスケッチはいい雰囲気だったのできっと良い表紙になりそうな予感がする。
 以前渡した原稿や、レイアウトの技術、指示の仕方については何も言われなかった。こっちの意図は伝わったようだ。カット写真のトリミングも私の指示通りになっていた。まあ私の意図の読みとりには苦労しているのだと思うが、よろしくお願いします。遅れに遅れたけれど、予定通り出版してくれそうだ。カットづくりや未稿はあるが軽くなった肩に軽くなったバッグを懸けて印刷所を後に出来た。