午後、句会へ車をだしたら、仁山のあたりから立ち上がった虹が、片脚を横津の方へあげている。途中であ^ちが切れている分、なぜか高く見えるし躍動感も感じる。
  片脚を雲蹴るごとく冬の虹    未曉
 夜、中国民族音楽を聴きに行ってきた。二胡、楊琴、古箏、琵琶の調べをじっくり聴いてきた。故事を題材にした琵琶の演奏が印象に残った。琵琶は「掻き鳴らす」と聴いて乱暴な弾き方のことをいうのかと思っていたが、とても高度な技術で揺さぶられるものがあった。琵琶法師による平家物語をも想像した。
  故事語る琵琶の唸りや年流る   未曉