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急遽、厚沢部太鼓山のエゾノリュウキンカを見に行った。一昨年見に行ったときは遅く、キバナノイカリソウや独活などもあって肝心のリュウキンカは大きな葉の影で花を散らしているものの方が多かった。来週辺りと狙っていたが情報があり、今が見ごろだと言う。天気は絶好、いつもの三人で出かけた。
素晴らしかった。エゾノリュウキンカだけではなく、ミズバショウ、イチリンソウ、キクザキイチゲ、エゾエンゴサク、カタクリ、カバナノアマナ、エンレイソウなどがどれも群落満開状態で小さな谷を埋め尽くしていた。バイケイソウの若々しい葉も花に見える花の谷になっていた。
九種十種億花兆花の春の谷 未曉
山笑みて裾に秘めたる花の谷 未曉
厚沢部までの国道は厚沢部川に沿って日本海まで下っている。うららかな春の陽が溢れていた。
川に沿う道に添ひ行く春柳 未曉