Kudoさんが山繭を見つけてくれた。帰ってから調べようと思っていたが、Yamaさんが先に調べてくれて電話で教えてもらった。うすたび蛾という蛾の繭だそうだ。白一色の世界で、色といえるのが、草木の枯れ色と空の青さだけの中でこの山繭は見事なまでに草色をしていた。早春の色が大きな風景の中で小さく揺れていた。
山繭の黄緑雪の山揺らし 未曉
山繭や別荘分譲雪ばかり 未曉
私たちが見たのは空の繭だそうだ。こんな素敵なゆりかごを捨てうすたび蛾は冬を越せたのだろうか。
この写真に昨日の句をアレンジしてフォト五・七・五に投稿した。
すだちゆくつぶやくように夢告げて 未曉