七飯俳句サークルから帰るとすぐ次月の兼題で作りたくなる。一ヶ月先の季題だから当然イメージや経験を思い出して作ることになる。案外楽に五七五になるが、結構この最初の句にとらわれる。この時期になったら水の温さに指を濡らし、春泥を歩いてみるつもりだがまた今回も頭の中だけでできてしまった。
   渡渉する石のゆらりや水温む   未曉
   春泥に靴黒光り農夫立つ     未曉