蓬揃山・被写体

takasare2007-12-26

 今日は昨日購入したばかりのカメラデビューである。光学15倍、マクロ1cmのカメラで広がる世界が楽しみである。カメラテストというより、カメラを使いこなすテストである。いつものようにザックの肩紐に括り付けられないので首から提げるしかない。ぶらぶら体の前でゆれて歩きずらい。幸いヤッケの胸ポケットが斜めの口で大きいのでそこに入れた。具合がいい。しかし、カメラはケースに入れることになるだろうし、いつもこのヤッケというわけにも行かない。このもち歩きをどうするかが光学15倍、マクロ1cmをメリットとするこのカメラの最も大きいデメリットだ。
 陣川温泉の上から林道に入り、通称ロータリーと呼ぶ所に車を置いて登山道を蝦夷松山の分岐まで登ることにした。まず最初の被写体は観音めぐりの石仏群である。初めに眼に入った観音様は三面観音であった。今まで気がつかなかった。カメラ効果であろうか。伐採された切り口の年輪、蝉の抜け殻、冬木立の向こうの青空、Kuさんが教えてくれたブナの実。シラネアオイの種子などを写しながら登った。今日のトレッキングの課題は「焦らずにゆっくり被写体と向き合いながら撮る」ことである。カメラが馬鹿チョンになってから、写そうと思ってからすぐシャッターを切るようになりシャッターチャンスだけの写真になっていたが、今日からは折角買ったこのカメラの特性を生かさなければ意味が無い。できるだけ撮る前にカメラを最適にする余裕を持たせたいのである。何とか意識的にマクロモード、ポートレートモード、風景モード、ズームモード…被写体に合わせてモード設定してからシャッターを押すようにした。
 今日は、シバレはしたが快晴無風絶好、冬日一杯で撮影条件に不足は無い。これからどう写っているかプリントアウトするのが楽しみである。その前にパソコンとの接続がうまくいくかそれもあるのだが…。
(写真は、後方小高い蓬揃山から下山の我々のかんじき跡)