七飯俳句サークル9月兼題「野分」
  昨年木地挽の牧場内を通してもらったとき 野分が牧場の草を平伏さすように吹き渡った。馬たちの目は闖入者の我々ばかりでなく、風におびえたのかあちこち探るように見えないものに向けられていた。
    群れ寄りて馬首四方を見る野分かな   未曉
  明け方(だと思うが)目を覚ましてしまった。まだ暗い。いま眠れないのは困る明日は長距離の運転がある。
    目覚めれば夜長の秋となりにけり    未曉