黒松内ブナ林

takasare2007-06-04

 妻が今日は運動会の振り替え休日である。天気だったら行こうと決めていた黒松内のブナ林に向かった。海霧曇りなので時間がたてば日が射すだろうと出かけた。黒松内に着き、前に来たことがある妻の案内でブナセンターに車を置き、看板の地図を頼りに歩き出した。整備された園地を歩いている内は散歩気分だったが、展望台を過ぎるころころになると、道は山道風に変わってきた。しかしブナ林といわれるほどのものではない。所々の標識を見てもメーンはまだ先のようである。軽いアップダウンを繰り返しているうちに一人では抱けないほどのブナの大木が見えてきた。美しい肌の若木、凹凸に風説を感じさせる老木、そして雷か雪か風か途中から折れて樹肉をさらけ出している巨木。しかしどれも一様に瑞々しい新緑の葉を青空に輝かせている。いつの間にか空は晴れている。「歌才ブナ林」の標識がありそこから何百メートルかはブナに囲まれるように歩いた。
 沢状になっているところで数本の太いブナが倒れて道をふさいでいた。無理すれば後数百メートル、道はありそうだが禁止の標識もあるのでそこで止めた。自然の家と言うところに出たかったが、ブナ林観察のための駐車場に出てしまった。道道まで出てまた入らなければならないことがわかり、間違った地点までまた道を戻ることにした。舗装路を歩くより、林間を歩いたほうがいい。展望台まで来たところで考えた。結局ブナ林は広く、夫々の出口はまったく方向が違うので、車を置いたブナセンターまで先に戻り、車で自然の家に向かうことにした。
 ミヤマナルコユリ・ルイヨウショウマ・ニリンソウマイヅルソウ・クルマバソウ
 ギンリョウソウの坂と言うところがあったが、姿は見つけられなかった。