・蝦夷編序

2006年の私的蕎麦の道は、新蕎麦の時期に北へ向いた。今回は、この馬鹿げた旅にYaさんが同行したいと言うので、二人旅になった。
 計画は蕎麦を中心に私が立て、それ以外の時間(というより、蕎麦を食う為の時間調は現地で考えよう)と言うことにした。その他に、葬儀に行けなかった従兄弟の霊前にもお参りしたかったし、釧路のHoにも逢いたかったので旅程の中に入れた。また紅葉の時季でもあるし、車泊かテント泊の早起きを生かして早朝から蕎麦屋開店の時間までの観楓山歩きも入れた。実際、こんな一日もあった。ある一日を例にとると…。4時30分起床、パンとコーヒーの朝食、5時30分山荘出発〜山歩き〜9時30分山荘着〜移動・日帰り入浴・移動・11時45分一軒目蕎麦を食う・移動13時頃2軒目蕎麦を食う・移動・博物館の見学・17時00分テント設営、近くの食堂で夕食。19時頃からテントで一杯飲って20時就寝…テな具合である。
 蕎麦屋は、ポイントにしたのは3軒。後はそのついでに寄れる所を10店ほど選んだ。洞爺〜千歳〜奈井江〜滝川〜旭川幌加内〜訓子府〜北見〜釧路〜芽室〜日高清水〜門別を巡る計画、「Yaさんほんとこれでいいの?」という私的蕎麦の道へ、10月1日出発した。