乾麺「新得そば」

takasare2006-09-05

 無職男の昼食は麺類が多い。麺類が好きだからと言えばそれまでだがそれなりの利点もある。麺類はインスタントを含め乾麺など長期間の買い置きができるし、トッピング程度のものを加えるだけで昼食になりうる。いつでも簡単に食べられる筆頭なのである。その上、好きなのだから当然多くなるというより、ほとんど毎日食べている。私の昼食にとって麺類が優れていると言う点を更に追求すれば、麺類の内でも「そば」と言うことになる。グダグダ書いてきたが要は、いろいろ考えてはみるものの結果として昼は毎日そばを食べているということなのである。
 乾麺で、トッピングと馴染みがよくて、そばの風味を持っているそばとして私が愛用しているのが「新得そば」新得物産株式会社である。蕎麦粉より小麦粉の割合の多い普通の乾麺蕎麦だから、もり蕎麦、かけ蕎麦ではどうしても蕎麦屋のそばと比べてしまうので美味しく感じない。しかしきのこや長ネギ、肉などを合わせると蕎麦の風味が感じられるようになって、おいしくなる。風味が劣化しやすい蕎麦粉が比較的少なく、かつ茹でられた時に小麦粉に負けない程度の蕎麦粉が入っているのだろう。よくありがちなうどん的なそばではないのである。乾麺の十割そばにありがちな酸化してしまったような蕎麦粉の感じもない。
 行く夏を惜しみつつ、冷たい新得蕎麦の食い収めとでもしようか。この蕎麦だけはいつも家の決まった場所に買い置かれている。