中国に感じたこと

takasare2006-07-20

 元気のいい中国娘の呼び込みにつられて入った空港内の食堂ではこちらの注文を聞く前から「うどんうどん、おいしよ」と押し売りされた。日本にいてもうどん屋には行かない私がキムチラーメンと言いメニューのそこを指差して指示してもなお彼女は「うどんうどんおいしい」と押し付ける。こちらも意地になって強硬に「キムチラーメン」と言い通した。他のメンバーにも同様だったが、Yaさんはサンドイッチ、Saさんと私はキムチラーメン、中華料理が口に合わないKuさんはうなぎ飯、Koさんだけが「うどんになった。Koさんのうどんはすぐ来たが、他の品はKoさんが食べ終わる頃にやっと来た。どうやら聞き取り間違いか何かで浮いてしまったうどんを何とか処理しようとカモにされたのが私たちらしい。
 わざとかどうかしらないが、私の所にサンドイッチを持ってきたり、Saさんのところにうなぎを運ぼうとしたり、呼び込みの割にその後の応対は無愛想だった。隣の日本人の一団からは、「注文した品がまだ来ない」とか「おつりをもらっていない」とか文句が出ていたが、言葉がわからないとでも言うように無視されてしまった。けっきょくあきらめさせられた。
 日隆のホテルでは、ガイドの王さんと店のオーナーで8元値引きすることに話が付いて、その値段で買った人の次に同じ品を買おうとしたらもとの値段を言われた。
 日隆のホテルは食事の内容、接客、基本的なサービスはとても外国からの観光客を泊める内容ではなかった。朝食にコーヒーが無い。私はコーヒーは飲まないが他の人は困っていた。周りを見ると欧米人がいない。これで欧米人がもう少し増えれば、きっとホテルの質もよくなるだろうと思える。ということは、日本人は大事にされていないのである。今回短い旅だったがいろんな所で上記のような、中国人の日本人にたいする蔑視を感じた。儲けの対象とされたときに少し丁寧さややさしさを感じた事もある。しかし、金儲けの時にだけ大事にされるというのが一番の蔑視だろう。70年前チャンコロなどという言葉を平気で使っていた日本人への当然の復讐かもしれない。我が国の指導者も指導者だし。