私が書いた文章にどこかの誰かが応えてくれる。そこから始まるかも知れない世界は全然予想もできないけれど魅力的だった。と同時に、自分の文章は「メール文体」らしきものがあるインターネットの世界では重過ぎることもわかっていた。読んでいる内に重苦しくなって「ウザイ」とか言われて途中でクリックされてしまうだろう。ましてやトラックバックされるなんてことはありえない。開き直りで始めるブログなんだから文章も自分で書きたいように書こうと開き直った。読みたくない人に迎合してまですることではない。
 「蕎麦」を仲立ちに誰かとコンタクトできたら楽しいかもしれないと始まったこの放浪記、一年立った今、誰ともつながっていない。しかし、止めるつもりは無い。それどころか、写真を入れ、カテゴリーに分け充実を図っている。当初考えもしなかったメリットに気づかせられたからである。今感じているマイブログのメリットは…
  〓文章を書くという脳作業は惚け防止になるだろう。
  〓毎朝決まった時間に文章を書くことが一日のリズム作りのベースになっている。
  〓カテゴリーに分けたため、書くことに変化があり飽きずに続けられる。
  〓カテゴリーを分けたことで、生活にいくつかの焦点ができた。
   山道楽・山へ行くことの積極性を生みだした。
      ・写真を撮り、編集して記録したり人に見てもらったり自分の得意を生かせた
      ・書くために花の名、山の名などを覚えようとしたり調べたりし始めた。
  季語閑語・俳句作りを日常化でき俳句の質が向上してきた。
      ・山行や散歩など俳句作りの面からその価値が高まった。
      ・他のカテゴリーで書くことが無いときも俳句だけは作ろうと思い作れるようになった
  たかされ探し・蕎麦屋を目的を持って探したり意識的に味わったりするようになった
  私的蕎麦の道・一年に一回の蕎麦旅行に積極的に取り組める。
 5日記の長短、内容に関わらず蓄積が簡単で整理しやすく振り返りが容易。
 6この膨大な言葉の蓄積は、娘たちへの遺言にもなりうるだろう。
 
 こんなメリットを大切にしながら私は、朝食後私の「たかされタイム」のために、ブログ「たかされ放浪記」を今日も明日も更新し続けたい。