「安曇野・翁」(3)池田町

takasare2006-01-11

 レジでお金を払おうとして気がついた。さっきと違うもう少し年かさの男の人がこれも調理服を着て応対してくれた。注文を聞く若者は立っていた。きっと役割分担が決まっているのだろう。釜前にも違う男の人がいる。きっと修行している人たちなのだろう。修行の場でもある緊張感も少し感じられる。
 羽後「弥助」と両極にある蕎麦屋なのだろうと思う。蕎麦は広い。そのどちらでも私はもっと蕎麦を楽しんでいたいという立ち去りがたい思いで店を後にした。玄関戸のすぐ脇の棚に昨年「田沢」で読んで、すぐその後取り寄せた高橋邦弘さんの「蕎麦大全」があった。